芥場

TRPGとその他諸々

俺的TRPG失敗備忘録

TRPG 失敗談 / 成功談 Advent Calendar 2020寄稿記事です。

 

TRPGにおける成功は、セッション参加者全員が心から楽しめたことだと思っています。

後日談の小説書いた!とか、このキャラたちで別シナリオ行きてぇ~~~!とか思っている人がいれば、まぁ成功していると言えるでしょう。

では、TRPGにおける「失敗」とはどのような場合のことを指すのでしょうか?

私は、何らかの要因によるセッションを楽しむことよりも、セッションを中断しない、させないことに力を注ぎ、なんとかして平穏にエンディングまでやろう・・・という状態の人物が出現したことだと思っています。

自分が思う要因は、以下の3つです。

第1は、ルールの誤謬によって発生する失敗。

第2は、価値観の相違によって発生する失敗。

第3は、コミュニケーションの不全、マナーを守らない無法的な振る舞いによって発生する失敗。

ルールの間違いを犯した場合、反省し次から気を付ければ良い話です。対処法は至極簡単でしょう。ルールの基準の権化となるCPU的存在であるGMが存在しているので、ルールの間違いで仲違いに発展する事例は相当起こりにくいものだと思います。価値観の相違・・・プレイスタイルの違いによる揉め事です。この現象は特に「クトゥルフ神話TRPG」のような自由度が高いシステムで発生すると思われます。この人は自分とは合わないな、と思ったら気が合う人を探しに行きましょう。インターネットは広大です。

だがしかし、コミュニケーションの話となるとそう簡単にはいきません。細心の注意を払っていたとしても、必ず人と人とのすれ違いは起こり、大なり小なり問題は発生します。

TRPGは社交の場で行われる遊戯です。ある程度のマナーを守らないといけません。

TRPGにおけるマナーってなんだよ?よくわからねぇ!と思う方もいらっしゃると思います。TRPGにおけるマナーは、現実世界のビジネスマナーとおおむね一緒です。時間を守る、言葉遣いには気を付ける、丁寧なコミュニケーションを心がける、報連相を怠らない、距離を適切に保つ、挨拶をする、失敗したら謝る、お礼を言うetc・・・オフラインによるセッションであれば、身だしなみを整えることもマナーの一環でしょう。

このような、他人を思いやり、周囲に迷惑や不信感を与えない能力と、ビジネスマン的コミュニケーション能力がTRPGをプレイするのに求められます。結構大事です。

本記事では、コミュニケーションの不全、マナーを守らない無法的な行為によって、TRセッションの失敗に繋がる行動について、経験したこと、やらかした事、不運にも巻き込まれた事を徒然と書いたものとなります。 

 

徹夜した状態でセッションを行う

TRPGは瞬発力や判断力が求められる、頭を使うゲームです。

睡眠不足で機能不全に陥った脳で楽しくセッションできるでしょうか?

確実に認識障害に陥り、周囲の人間が全て敵に見え、自分に対する言葉を攻撃だと認識してしまうようなヤバめな精神状態になります。注意力が散漫になり、単純に寝落ちしてセッション頓挫、なんてこともあります。ありました。

なるべく睡眠をとった状態でセッションをした方が健全に楽しめると思います。

無理は禁物です。

 

セッション当日、治安の悪い場所に行く

セッション当日にトラブルが起こりやすい、又は予期されるような場所・・・つまり、治安が悪い地域に行くのはやめましょう。

事例として、セッション開催までの時間潰しにパチンコ店に行ってパチンコジャラジャラして三万円をドブに捨てた後店から出て「よしセッションするぞ!」と意気込んだや否や半グレにエンカウントしカツアゲイベント発生!最終的には警察沙汰に発展。セッションは開催できずまた今度・・・ということがありました。

セッション前日か否かは関係なく、トラブルに巻き込まれると、間違いなく時間的損失に繋がります。エレベーター並みの狭さの部屋で事情聴取はしたくないと思います。なので、客層の悪い大衆居酒屋、初見で行く怪しげなバー、パチンコ店、神室町、ロアナプラ等・・・そういった場所に行くのは控えましょう。ホント・・・。無事でよかった・・・。

 

依頼を受けない

本筋から離れますが一応。

斜に構えたプレイヤーは依頼を受けない傾向にあります。

いや、彼らは依頼を受けたくないのではありません。「そんなこと言わないで依頼受けてよ~~~」という自身のキャラクターに媚びへつらう依頼主を見たいだけなのです。

PL発言で「このキャラはこう言ったら依頼受けるよ」と自身がやりたい事をGMに伝え、相互確認した上でのやりとりだったら構いませんが、中にはただ単に邪魔をしたいのか、特異な行動を取ることがかっこいいと思っているのか・・・そういう人も中にはいます。

そんなときは依頼者に「依頼を受けたくなるビーム」という能力を持たせて無理やりキャラクターを洗脳し、依頼を受けさせましょう。また、ジョジョのワムウとエシディシを登場させ、キャラクターの喉や、心臓の動脈に死のウェディングリングを埋め込み、依頼を受けないと一ヵ月後に死ぬ状況を作り出すのも効果的です。

依頼系シナリオは依頼解決のモチベーションが保たれないと中だるみしやすいので、回すのが難しいですよね。特にクトゥルフ神話TRPGの金銭や物的報酬が発生しない知人のお願い系シナリオ。半分ぐらい中だるみしてた気がしますので、探索者に解決しないと死ぬぞ!と脅すしかないですね。呪いかけたり世界滅びるかもしれないとか…。

 

 

ざっと思いつく限りではこんな感じです。

まだまだありますが滅茶苦茶細かい話を列挙することになるので、この辺りにしておきます。

ではよいTRPGライフを。